☆UDD首相府前から撤退も非常事態宣言続く☆
最後まで残ったUDDメンバー
撤去される破壊された路線バス
撤収宣言で涙ぐむ女性メンバー
UDD指導者ナタウット元政府報道官
タクシン元首相派はこの数日でデモ行為を激化させ、一気にアピシット政権の退陣に持ち込もうとしたが、非常事態宣言の発令で軍が出動、都内各地の道路封鎖を制圧されて120人以上のけが人と、メンバーの暴挙による一般都民の死者2人を出していた。一方で拠点とする首相府を包囲され、デモ参加者数や物資補給を維持できなくなっていた。
集会を率いていたUDD指導者のナタウット元政府報道官は、今回の解散が一時的なことであることを強調しつつ、これ以上の犠牲を出さないために、「今はみな自宅に戻るように」と最後まで行動を共にしたメンバーを諭した。泣きながら解散を惜しむメンバーを前に、自ら涙ぐむ場面も。メンバーは12時になると首相踏前を一斉に放棄、ラマ5世像前に陣取る軍と警察の荷物検査を受け、迎えに来たバスに乗って地方に戻っていった。
首相府一帯は、治安部隊による火炎ビンなどの武器捜索が続けられ、未だ封鎖されている。地方ではデモ隊による路封鎖が散発。非常事態宣言の解除には至っていない。
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